グラウンドでサッカー部が練習をしていて、僕はそれを見ていた。
少年達はただひたすらコーチの指示に従って、規則を守ってプレイしている。
坊主頭の少年が、オフェンスと思われる少年に華麗なスルーパスを出す。オフェンスはキーパーと1vs1、これ以上ない得点のチャンス。
するとどうしたことだろう。少年はドリブルを止めると、足を大きく振り上げ、PK体制からシュートを放った、キーパーの真正面に。
あぁ、そうか。
今の日本の子供たちはそうなんだなと思った。
管理社会で健々と成長する日本の子供たち。彼らにはハングリーという度胸がない。
慣れない形式で、こんなうんこな文章を書いてまで伝えたかったこと―
この少年はサッカーに向いてない^^
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人間とは、塑性と脆性との関係が表裏一体であり、さらにそこへ弾性が加わると三位一体になったりと、変幻自在する生き物である。その例―人は誰でも「ポジティブ」と「ネガティブ」という表裏一体の顔を持ち、さらに「不動」が加わり三位一体となる多重人格の生物である―を一つ挙げる。
私も当然その生物であり、多重人格者である。
人格と聞いて、これは感情変化である、と思った人もいるだろう。
では、問おう。
感情とはなんだろうか。
少なくとも私は、
怒り狂っているときほど自分が自分でないと感じたことはない。
――自分が自分でないのか。
それとも自分が自分を捕らえられないのか。
なんとも捉えられない浮遊感が、私を衝動へと駆り立てる。
痕理獲家具屋―アトリエかぐや
なんと甘美な響きであろうか、……。
放課後、やや寒気を含んだ風が、夏の終わりと秋の訪れを告げるかのように―凪がれる雰囲気を削ぐように流れ、僕はやうやう寒くなっていく空気を身で感じながら、すぐ脇にいる自分よりも幾分も幼い女の子、曰く少女に視線を落とした。
「やらないか?」
空気が凍る。少女の動きも氷る。
僕は居た堪れなくなり、着ぐるみを脱ぐと、そのまま―全裸のまま近場の駅へと走り出した。
そして一言―
「やっほ~!!少女可愛いFooooooo!!」
後日、僕が逮捕されたことは、まさに逸話のままの終幕だった。
最後に一言、僕=八本ではない、決して。